○県央地域広域市町村圏組合消防本部の特殊標章及び身分証明書の交付に関する要綱
平成19年3月23日
消防長訓令第2号
目次
第1章 総則(第1条―第4条)
第2章 特殊標章の交付等(第5条―第9条)
第3章 身分証明書の交付等(第10条―第13条)
第4章 保管及び返納(第14条・第15条)
第5章 濫用の禁止等(第16条・第17条)
第6章 雑則(第18条・第19条)
附則
第1章 総則
(目的)
第1条 この要綱は、武力攻撃事態等における国民の保護のための措置に関する法律(平成16年法律第112号。以下「国民保護法」という。)及び「赤十字標章等及び特殊標章等に係る事務の運用に関するガイドライン」(平成17年8月2日閣副安危第321号内閣官房副長官補(安全保障・危機管理担当)付内閣参事官(事態法制企画担当)通知)に基づき、県央地域広域市町村圏組合消防本部の武力攻撃事態等における特殊標章等(国民保護法第158条第1項の特殊標章及び身分証明書をいう。以下同じ。)の交付に関する基準、手続等必要な事項を定めることを目的とする。
(定義及び様式)
第2条 この要綱において「特殊標章」とは、別表で定めるところにより、腕章、帽章、旗及び車両章とする。
2 この要綱において「身分証明書」の様式は、別図のとおりとする。
(交付の対象者)
第3条 消防長は、武力攻撃事態等において国民保護法第16条の規定に基づき、消防長が実施する国民の保護のための措置(以下「国民保護措置」という。)に係る職務等を行う者として、次に定める区分の者に対し、特殊標章等の交付を行うものとする。
(1) 消防長の所轄の消防職員で国民保護措置に係る職務を行うもの
(2) 消防長の委託により国民保護措置に係る業務を行う者
(3) 消防長が実施する国民保護措置の実施に必要な援助について協力をする者
第2章 特殊標章の交付等
2 消防長は、前項の規定に基づき、腕章等を貸与する場合、必要に応じ、場所等ごとに旗等をあわせて貸与することができるものとする。
(特殊標章の特例交付)
第8条 消防長は、人命救助等のために特に緊急を要し、対象者からの申請を待ついとまがないと認めるときは、当該申請を待たずに特殊標章のみを交付することができるものとする。
2 前項の場合において、消防長は必要と認めるときに、特殊標章を交付した者に対して返納を求めるものとする。
(特殊標章の再交付)
第9条 消防長から特殊標章の交付を受けた者は、特殊標章を紛失したとき又は使用に堪えない程度に汚損若しくは破損した場合には、特殊標章再交付申請書(別記様式3)により、速やかに消防長に申請し、特殊標章の再交付を受けるものとする。
2 前項の規定により、再交付を受ける場合(紛失した場合を除く。)は、汚損又は破損した特殊標章を返納しなければならない。
第3章 身分証明書の交付等
2 消防長は、第5条第2項の規定により、腕章等を交付した者に対し、身分証明書を交付するものとする。
(身分証明書の携帯)
第11条 消防長から身分証明書の交付を受けた者は、特殊標章を使用する必要があるときは、身分証明書を携帯するものとする。
(身分証明書の再交付)
第12条 消防長から身分証明書の交付を受けた者は、身分証明書を紛失し、又は使用に堪えない程度に汚損若しくは破損した場合には、身分証明書再交付申請書(別記様式4)により、速やかに消防長に申請し、身分証明書の再交付を受けるものとする。また、身分証明書の記載事項に異動があつた場合も同様とする。
2 前項の規定により、再交付を受ける場合(紛失した場合を除く。)は、交付を受けた身分証明書を返納しなければならない。
(有効期間及び更新)
第13条 第10条第1項の規定により、消防長が交付する身分証明書の有効期間は、交付された者がその身分を失つたときまでとする。
2 第10条第2項の規定により消防長が武力攻撃事態等において交付する身分証明書の有効期間は、武力攻撃事態等の状況及び国民保護措置の内容に鑑み、消防長が必要と認める期間とする。
3 身分証明書の更新手続は、第4条の規定に準じて行うものとする。
第4章 保管及び返納
(保管)
第14条 消防長は、申請書及び特殊標章等に番号を付し、厳重に保管するものとする。
2 特殊標章等の交付を受けた者は、国民保護措置に係る職務、業務又は協力を行つている場合及び訓練又は啓発のために用いる場合を除き、特殊標章等を厳重に保管するものとする。
(返納)
第15条 消防長から特殊標章等の交付を受けた者は、身分を失つたときその他の事由があつたときは、特殊標章等を返納しなければならない。
第5章 濫用の禁止等
(濫用の禁止)
第16条 特殊標章等の交付を受けた者は、特殊標章等を他人に譲り渡し、又は貸与してはならない。
2 特殊標章等の交付を受けた者は、国民保護措置に係る職務、業務又は協力を行つている場合及び訓練又は啓発のために用いる場合を除き、特殊標章等を使用してはならない。
3 特殊標章等により識別させることができる場所等については、当該場所等が専ら国民保護措置に係る職務、業務又は協力のために使用されていなければならない。
(周知)
第17条 消防長は、特殊標章等を交付する者に対し、当該交付する際その他必要な機会を捉え、特殊標章等の意義、その使用及び管理等について説明を行い、あらかじめ周知を図るものとする。
第6章 雑則
(雑則)
第18条 この要綱に定めるもののほか特殊標章等の様式等については「赤十字標章等及び特殊標章等に係る事務の運用に関するガイドライン」に定めるところによる。
第19条 県央地域広域市町村圏組合消防本部における特殊標章等の交付及び管理に関する事務は、警防救急課が行うこととする。
附則
この要綱は、平成19年4月1日から施行する。
別表(第2条関係)
区分 | 表示 | 制式 | ||
位置 | 寸法 | 材質 | ||
腕章 | 左腕に表示 | 別図1、①のとおり | ビニール | ①オレンジ色地に青色の正三角形とする。 ②三角形の一の角が垂直に上を向いている。 ③三角形のいずれの角もオレンジ色地の縁に接していない。 ※一連の登録番号を表面右下すみに付する。 (例:県央地域広域市町村圏組合消防本部第 号) |
帽章 | 帽子(ヘルメツトを含む。)の前部中央に表示 | 別図1、Dのとおり | ステツカー又はワツペン又は塗色 | |
旗 | 施設の平面に展張又は掲揚又は表示、船舶に掲揚又は表示 | 別図2、①のとおり | プリント又は塗色 | |
車両章 | 車両の両側面及び後面に表示 | 別図2、②、(大)のとおり | マグネツト又は塗色 | |
航空機の両側面に表示 | 別図2、②、(小)のとおり | ステツカー又は塗色 |
(注) 腕章及び帽章は同時に付けるものとする。
別図1(第2条関係)
①腕章
②帽章
別図2(第2条関係)
①旗 | |
②車両章 | (大) (小) |